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日本の酒蔵における工夫と職人
日本酒の酒蔵は全国に多数ありますが、日本酒業界不況の煽りを受けてどんどんその数は減っています。
各酒蔵が生き残りをかけて、現代的なプロモーションをしたり、時代に合わせた新商品を開発したりしています。
例えば、創業1767年から事業を営む「今代司」は、一時期栄えたものの現代では一度倒産を経験し、その後純米清酒メーカーとして復活を遂げたという背景を持つ老舗酒造です。
世界でも日本の酒は高い評価を受けており、日本料理屋では酒とともに日本料理に舌鼓を打つ場面が多く見られます。ヨーロッパではワインとともにポーカーをプレイするのが粋です。いつかは酒がワインの代わりを果たすことがあるかもしれませんね。
この映像では、並行複発酵法という酒造りの工程を詳細に見ることができます。
今代司酒造 清酒行程ドキュメント 2014
酒造りの職人たち
酒造りの最高責任者は杜氏と呼ばれる人々で、原料から熟成に至るまでの全工程を管理します。杜氏の管理下で酒造りを行う職人を蔵人と呼びます。
その蔵人の中にも役割があり、杜氏の補佐役が頭で、蔵人たちをまとめる役割を担います。麹造りの専任者は代師、酒母製造の専任者はもと廻りという人たちが配置され、これらの人々を中心に酒造りが進んでいきます。
他にも、米を洗い蒸す工程専門の釜屋、モロミをしぼる船頭、炊事担当の飯屋などの役割が割り振られます。